干し椎茸 作り方 保存方法

干し椎茸(しいたけ)の作り方・保存方法まとめ

 

干し椎茸(しいたけ)の作り方と保存方法

 

干し椎茸(しいたけ)作り方保存方法・調理レシピをご紹介しているページです。

 

干し椎茸(しいたけ)の特徴

 

干し椎茸は干しきのこ(乾物)の王様的存在。

 

太陽に当ててじっくり天日干しにした椎茸は、
生の椎茸と比べて、ビタミンDや食物繊維がアップします。

 

生しいたけからは引き出せない濃厚な出汁と、
貝の様に変化する食感とコクは干し椎茸ならではの魅力。

 

完全天日干しの椎茸は非常に高価で売られていますが、
自家製で手作りすればとっても安くできて経済的ですよ。

 

市販の干し椎茸は機械を使って加工されたものが多いので、
天日干しと書かれていない干し椎茸は、
買ってきてから太陽に当て直す事で、旨みがアップします。

 

干し椎茸(しいたけ)の栄養成分 - 効果・効能

 

椎茸が持つ栄養成分の中で最も注目すべきは、
日光(紫外線)に当てる事でビタミンDに変化するエルゴステロール。

 

ビタミンDは骨を形成するのに欠かせない成分。

 

日光の恵みを取り込んで栄養価がアップする干し椎茸は、
きのこ類の干し野菜(乾物)の王様的存在です。

 

干し椎茸(しいたけ)の作り方と保存方法

 

干し椎茸(しいたけ)の作り方と保存方法

 

干し椎茸(しいたけ)の作り方と保存方法について解説していきます。

 

天日干しにすると栄養価がアップする干し椎茸は、
スーパー等で年中安く売られている、
菌床栽培の椎茸でも美味しく作る事ができます。

 

・・・しかし、
干し椎茸が持つ本来の味と魅力を存分に味わいたいのであれば、
原木栽培の椎茸を使うのがお勧めです。

 

生の椎茸が持っているポテンシャルが高ければ高いほど、
干し椎茸にした際の味と旨みが格段にアップするからです。

 

菌床栽培の椎茸と原木栽培のしいたけでは、
干しシイタケにした時にこのぐらいの違いが出ます。

 

干し椎茸(しいたけ) 原木栽培と菌床栽培の椎茸の比較

 

左が菌床栽培の椎茸、右が原木栽培の椎茸で作った干しシイタケです。

 

双方作って味を比較してみましたが、
原木栽培の椎茸で作った干しシイタケの方が、
味も食感もコクも圧倒的に美味しく出来上がりました。

 

美味しい干し椎茸を食べたいのであれば、
可能な限り原木栽培の干し椎茸を使うと良いでしょう。

 

椎茸は流通量も多く入手が容易なキノコです。

 

秋から春にかけての収穫シーズンに入ると、
原木栽培の椎茸が安く大量に売られている事も多いです。

 

秋の行楽シーズンの観光スポットでは、
地野菜の直売所等で安く売られている事もありますので、
原木栽培の椎茸を大量に購入して干し椎茸にしておけば経済的ですよ。

 

今回は原木栽培の椎茸を使った干し椎茸の作り方を解説していきます。

 

椎茸(しいたけ)の切り方

 

椎茸は、丸干しと薄切りにした形で天日干しにしてストックしておけば、
後々の使い勝手も良くなるのでお勧めです。

 

干し椎茸(しいたけ)の作り方 丸ごと干し用の切り方

 

丸干しの場合は、
椎茸についた表面の埃や汚れをキッチンペーパー等で丁寧に取り除き、
石突きの先端の堅い部分だけを取り除いておきます。

 

干し椎茸(しいたけ)の作り方 輪切り干し用の切り方

 

輪切りの場合は、
椎茸の汚れを取り除き石付きの堅い部分を切り取った後に、
6mm程度の厚みに切っておきましょう。

 

干し椎茸(しいたけ)の干し方

 

干し野菜(乾物)ネットや竹ざるなどに椎茸が重ならない様に並べていきます。

 

干し椎茸(しいたけ)の作り方 丸干しの干し方

 

丸干しの場合は、最初は傘の部分を下にして干しましょう。
椎茸の水分が蒸発しやすくなり、よく乾きます。

 

干し椎茸(しいたけ)の作り方 輪切り干しの干し方

 

輪切りの場合はお互いが重ならない様に注意しましょう。
軸の部分も干せば美味しく頂けるので忘れずに。。

 

干し椎茸(しいたけ)の作り方 干し野菜ネットで干す方法

 

太陽光が良く当たり風通しの良い場所に干しましょう。

 

輪切りは室内でも干し上がりますが、
丸干しはベランダ等の室外で干した方が失敗が少なくなります。

 

干し椎茸(しいたけ)の干し時間

 

丸干しフルドライは、4日〜1週間程度。
輪切りフルドライは、2〜4日程度。

 

丸干しセミドライは、半日〜1日程度。
輪切りセミドライは、2時間〜半日程度。

 

日光によく当てて天日干しにします。
時々上下を裏返しながら、両面を干しましょう。

 

干し椎茸(しいたけ)の完成イメージ

 

セミドライの干し椎茸(しいたけ)

 

・丸干し
干し椎茸(しいたけ)の作り方 丸干しセミドライの完成イメージ

 

・輪切り
干し椎茸(しいたけ)の作り方 輪切りセミドライの完成イメージ

 

外見上は、それほど変化は有りません。

 

椎茸は2時間以上天日干しする事でビタミンDがアップしますので、
表面が少し乾いた程度になればOKです。

 

旨みと栄養価がUPしたセミドライの干し椎茸は、
軽く水洗いすればそのまま調理に使えます。

 

 

フルドライの干し椎茸(しいたけ)

 

・丸干し
干し椎茸(しいたけ)の作り方 丸干しフルドライの完成イメージ

 

・輪切り
干し椎茸(しいたけ)の作り方 輪切りフルドライの完成イメージ

 

 

全ての水分が飛び、表面が茶色みを帯び、面積が小さくなれば完成です。
丸干しは中に水分が残っている事もあるので、しっかりと乾燥させましょう。

 

調理の際には、水洗いした後、水かぬるま湯でもどします。
戻し時間の目安は2〜4時間ほどですが、
厚みや大きさによっても異なりますので、椎茸の状態を見ながら戻しましょう。

 

干し椎茸(しいたけ)の保存方法

 

フルドライの干し椎茸は、保存用の袋や容器に入れて常温で約2カ月。
セミドライの干し椎茸は、冷蔵庫で約5日間保存が可能です。

 

干し椎茸の保存方法

 

ジップタイプの袋や密閉容器に乾燥剤をいれて保存するのがよいでしょう。
良い乾燥状態を保つ事ができます。

 

 

干し椎茸(しいたけ)の調理方法・レシピのヒント

 

干しきのこの王様的な存在である干し椎茸は、
煮物・炊き込みご飯・汁物など和食全般で大活躍します。

 

調理の前に5〜10分程度水につけた後に、
一旦水を取り替えてからじっくり戻すと、
アクが流れ、上品な出汁が取れるようになりますよ。

 

 

自家製で手作りした完全天日干しの干し椎茸はとっても贅沢な一品。
市販の干し椎茸と比較すると驚くほど経済的で、かつ美味しく仕上がります。

 

非常に簡単に作れる乾物ですので、
ぜひあなたも自家製の干し椎茸を作って食べてみてくださいね^^

 

 


 

 

 

 

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